わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

引き戻される

 五時五十五分起床。冷え込みに尻込みして布団から出られず、ということはほとんどなくなったが、それでも昨日今日の冷え込みは厳しいようで、窓の結露の量が真冬の頃に逆戻りしている。素足で歩くと床から冷気が伝わってくる。例年なら季節の変わり目の冬と春とが汽水のように混じり合った感覚に、小刻みに振り回されることになるのだが、どういうわけか今年はそれがない。かなり乱暴に春の訪れをぶつけられたかと思えば、力一杯冬のほうへと引きもどされる。しかし見上げてみれば、頭上に広がる空は明らかに冬の表情を捨てているのだ。
 麦次郎、皮下輸液。今日はあまり抵抗しなかった。
 仕事。季節に振り回されているからなのか、朝からどうも要領が悪く、あらゆる作業が遅々として進まない。意識は明瞭だというのに、体の動きと判断力とが、どうももたつく。大急ぎの案件はないので午前中の進行は潔くあきらめ、買い出しを兼ねた散歩に出かける。環八沿いのOKマート。比較的空いているが、水やら牛乳やらヨーグルトやらトイレットペーパーやらは相変わらず品切れ状態。ほうれん草やカキ菜は別産地のものがいくつかあった。これらも明日には店頭から消えるのだろうか。
 カレーうどんで昼食。
 午後からも作業。午前中のどんくささはなんだったのだろう、というくらいアタマが冴えはじめた。ガス欠だったのかもしれない。
 夕方は農産物に加えて都内の浄水施設でも放射能が検出されたと大騒ぎに。当面は落ち着かない生活がつづきそうだ。いかに平常心を保つかが大切。