肥やしの匂い／東京博徒 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　六時三十分起床。晴れたり曇ったり。上井草まで走る。謎のアレルギー症状対策でマスク着用。呼吸の負荷が高まり呼吸器を強くする効果も望める、と喘息を専門にしているぼくの主治医が言っていた。たしかに少々しんどい。だが、桜の花を見つけるたびにしんどさは消える。春だ。農芸高校前を走り抜けたら肥やしの匂いがした。これも春の象徴か。季語になっているのかもしれないが、手持ちの俳句歳時記には載っていなかった。
　掃除を済ませ、都知事選の投票へ。夜に発表された速報によると、ぼくの投じた一票は無駄になってしまったようだ。博打に負けてすっからかんになった博徒になったような気分。だが、新都知事（現職でもあるわけだが）の評価すべき点がゼロというわけではない。今度はそこに賭けてみようか。それとも。
　ちとアレルギーがきつい。西荻窪の「中華まつもと」で昼食。ぼくは海鮮かた焼きそば、カミサンは香港風汁そば。軽妙なのに深い味。美味。