わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

偽タクシー

 急いで取材先に向かおうとタクシーに乗り込んだ。運転手はろくにこちらを見ず、声もかけず、行き先も確認することなくクルマを走らせる。だが、ぼくはフシギと不安になっていないし、怒ってもいない。数十メートルほどクルマが走ると、左側の路肩に人がいた。運転手はクルマをその人にぶつけてしまった。人はバンパーにはじかれて真上に飛び、フロントガラスにぶつかってから、くるくると回転するようにクルマの屋根の上を転がり、路上に落ちた。しかし運転手はまったく動じることなくクルマを前に進める。被害者のことは無視だ。そしてまた数十メートル進んだところで、おなじような人をおなじようにはねた。やはり運転手は動じない。クルマは進む。また左側に人がいた。当然のように、クルマはその人の腰あたりにバンパーをぶち当てた。ぼくは声を荒げて運転手に忠告する。「三人はまずいでしょ。助けてよ!」だが運転手は助けようとしない。クルマは進み、取材先にすぐ到着した。ぼくは運転手がはねた三人の知人にインタビューをする。話題が三人のことに移る。だがその人は、三人が事故の被害者になったことをしらない。インタビューが終わると、ぼくの会社がコピー機をレンタルしているキヤノンの営業がやってきて、「今月は事故でご迷惑をおかけしたので、保守料金をおまけしておきました」と言われた。どうやらその運転手はタクシーの運転手ではなくキヤノンの営業で、タクシーだと思っていた乗り物はキヤノンの営業車だった。…そんな内容の夢を見た。五時五十五分起床。
 早朝からせっせと仕事。午前中はもう進行ぐっちゃぐちゃ、ありゃま、という感じだが、十三時すぐにはなんとか落ち着いた。
 十七時、四谷へ。某企業にてコンペのプレゼン。手応えはあった! だが、提案内容に優しさと洞察力が足りなかった、と痛感。まあ、そこんところはオリエンシートを限りでは、求められていないようだったが。
 終了後、四谷三丁目にある立ち食いそば風の蕎麦店「まんてんそば」へ。もりそばで軽くはらごしらえ。
 十九時、帰宅。猫たちの世話をしてから事務処理。
 二十一時、カミサンと荻窪駅で合流。今日が個展の最終日。無事に終了できた。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
 荻窪ルミネの「洋食ブラームス」で夕食。カミサンは和風ハンバーグ、ぼくはメンチカツの温玉載せ。うーん、地味だなあ。