わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

アレルギーとアレルギー

 五時四十五分に起きたが目が痒いだの喉が痛いだのを理由にグダグダしていたらあっという間に六時を回った。毎年、四月下旬から五月上旬はなんだかよくわからんが外を漂っているらしい謎の物質にアレルギー反応が起こり、花粉症のような症状に悩まされることになる。杉花粉より圧倒的に症状の出る期間が短いのが救いだが、原因がわからないのでどうも釈然としない。理不尽な要求を突き立てられて憮然とすることの多かったサラリーマン時代の自分の生き方が今になって反映されているような気がしてしまう。もちろん、今さら過去のことをほじくり返して気にするようなことはしない。ただ、症状につられて思い出す。それだけだ。記憶はほったらかしておくことにする。追いかけなければ、やがて消える。少なくとも、そう頻繁には出てこない。
 仕事を進めてから慢性腎不全の麦次郎に皮下輸液をし、初期の慢性腎不全の症状が出はじめているらしい花子を連れて病院に向かう。最近、水を飲む回数と量が増えたこと、水状の嘔吐をすることが多いこと、この二点が気になっての健康診断。血液検査をしていただいた。花子はとにかくキレやすいので激しく抵抗されるかと思ったが、抱きかかえてくれた女性の先生のおかげで、ウーウーと小さく鳴いてはいるものの拒否はせず、素直に前足に採血用の針を入れさせてくれた。検査結果は良好。慢性腎不全であることは間違いないが、重い症状が出る可能性はなく、今のように細部の変化に注意しながら腎臓用の療養食を中心にした食生活をつづければ、まあ大丈夫だろうとのこと。安心する。
 帰宅後、仕事再開。昼食中、カミサンと話していたら舌を噛んでしまった。しばらく出血がつづいた。年に一回は舌を噛んでしまう。おそらく原因は歯列矯正。歯並びが変わった結果、頬の内側や舌の側面を噛むことが増えてしまった。歯列矯正歯周病にかかりにくくなる、虫歯になりにくくなる、美観が向上する、などのメリットがあるが、こういったデメリットもあるんだなあ、と最近は痛感している。数年前に金属アレルギーになってしまったが、これもおそらく歯列矯正で長期間にわたり口の中にワイヤーを入れていたからではないかな、と思っている。違うかもしれないが。因果関係は、今となってはもうわからない。
 夕方、喘息の定期診察へ。アレルギー症状の話をすると、その分の薬も処方する、と言われた。
 処方箋薬局へ向かう。薬が買い物用のビニール袋にいっぱい。一カ月分を一度にもらうから仕方ないのだが。薬剤師に、漢方薬の製薬会社であるツムラの状況を聞いた。どうやら被災したらしく、供給がかなり不安定らしい。ぼくが飲んでいる小青竜湯も不足気味だが、運よく昨日入荷したのだそうだ。ツムラが不足している分、カネボウに注文が集中し、結局品薄は解消されぬまま、という状況がしばらくつづいている、と説明してくれた。なるほど。
 夜も仕事。