「首」。狂い方が激昂の方向へ向かっていた佐枝は、精神病院への通院と薬の服用を境に、内に沈むようになる。岩崎は、佐枝の面倒を徹底的に見ようと決心する。家事と会社勤め、不安定な妻の相手、と負担は増える。ただ、赤ん坊の存在だけが、ひたすらに明るい。

- 作者: 古井由吉
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