原因不明。だが確かにテンションは上がっていた。一人で盛り上がっているのならば、それはそれでいい。勝手にやってろ。そのかわり、迷惑はかけるな。遠くで騒げ。自分の興奮を誰かに伝えようとはするな。一人だけで盛り上がることに不満を抱くな。抱いても、それを表に出すな。そう言いたい。おい、花子。夜中に何度もオレを起こすな。オマエは時報か。きっちり一時間ごとに時間を伝えてくれとお願いした覚えはない。というわけで、熟睡できず。六時二十分起床。
熟睡はできなかったが、ランニングはすることにした。自宅から善福寺川の遊歩道をひたすら突き進み、善福寺公園へ。ぬかるんだ敷地内ではなくその周囲の舗装された道路のほうを大回りしてから復路についた。約6km。少し物足りない。スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、ハシブトガラス、コサギ、ゴイサギ(二羽)、カルガモ。あちこちで薔薇は咲きつづけ、紫陽花は盛りを迎えている。淡い紫が曇り空のもとでぼんやりと輝く。揺れながら輝く。花を囲むように繁る歯の色は深く、命の太さ、強さに溢れている。視線を少し上げれば、ところどころでビワの実がなっているのを見かけた。都会の庭木として生きるビワの、実はどれもが小ぶりなようだ。あれを見るたびに、猫のチンタマを想像してしまう。だが、おそらくこれは間違った連想。
花子、眠りがち。麦次郎も眠りがち。調子悪そうだった麦は、ひとまずある程度恢復はしているようだが、まだ万全というわけではない。自分でもそれはわかっているようで、あらゆる行動が慎重になっているように見えた。早く元気になってほしい。
一段落したところで仕事をはじめる。某大手不動産独立系仲介会社企画。
韓国でバレンタインデーに恋が実らなかった人が食べるらしい、真っ黒のジャージャー麺で昼食。足りないので日本蕎麦を茹でて食べ足した。
午後からは吉祥寺へ。相変わらず人の数は多い。猫缶、猫砂、ランニング用のTシャツ、ケトル、ベランダ用サンダルなど購入。
夕食は手軽にピザで済ませた。