五年前に買った山善というメーカーの扇風機、五年で挙動不審になってしまった。首を振っていると、突然がっくーんと、電車のなかで睡魔に襲われたよっぱらいのように首をうなだれてしまう。あれ、と思って正しい位置に立て直したら、ボロン、とどこかからプラスチックが落ちてきた。劣化してヒビが入り、それが落ちたようなのだが、床に落ちたプラスチックの形と、割れていた部分の形がまったく違っている。ということは、見えないところが割れている、ということか。結局首を持ち上げたまま稼働させることができなくなり、買い換えを余儀なくされてしまった。
昭和の時代の扇風機は二十年くらい余裕で使えたのだが、最近のモデルはコストダウンのために安くて耐久性のない素材をあちこちに使うので、そこまでもたないらしい。この傾向はとくにノンブランドに顕著ということなので、三菱のものを選んだ。もっとも、リモコンなしのエントリーモデルだ。ただし、消費電力が40Wを切っていて、若干省エネ。1台3万円以上という強気の価格設定が話題の高級扇風機は、あちこちで品切れらしい。あれは、微風のときに本領を発揮するそうだ。感じるか感じないかくらいの、そよそよとした柔らかな微風になるとか。
三菱 R30J-MM-A リビング扇 (リフレッシュブルー)
- 出版社/メーカー: 三菱電機
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: ホーム&キッチン
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