わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

 第十四章、3つめのエピソードは、なぜ結婚初夜に幽霊がずらっと登場しているのか、という話。物語の落とし込み方よりも、第二次大戦前から戦後に至るドイツの歴史を一人の元兵隊、現大臣の半生を通じてコンパクトに描ききっているところがスゴい。

ふくろうの眼 (文学の冒険)

ふくろうの眼 (文学の冒険)

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