わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

藤子・F・不二雄『2112年 ドラえもん誕生』

 今日は藤子・F・不二雄ミュージアムがオープンする日。テレ朝で、このミュージアムを題材にした「シルシルミシル」の特番を放送していた。藤子ファンらしいバカリズムがメロメロになりながら取材するのを見て、我が家にある唯一の「ドラえもん」の書籍を読もうと思った次第。
 ラジオ日経の番組「明日使えるアイデア発想術」で、パーソナリティだった藤堂剛という方(NPO法人ソフトパーク理事で、アイデアクリエイター)が、番組のおすすめ書籍として勧めていたので購入した。フツーの漫画ではなく、アニメ映画の画面をキャプチャーして漫画化した作品。なぜドラえもんは耳がないのか、なぜ青いのか、なぜ引き出しから出てきたのか、なぜのび太を扱うのがうまいのか、なぜどら焼きが好きなのか……といった疑問にすべて答えている。藤堂氏は、この作品にアイデア発想のすべてが詰まっている、と言っている。最初はよくわからなかったが、二度、三度と読み返すうちに、ああ、そういうことかな、となんとなくわかってきた。藤子・F・不二雄は、視点をズラしたり何かと何かをくっつけたりすることの天才なのだ。
 それにしても……。藤子・F・不二雄と、藤子不二雄A。巨乳と貧乳みたいだ。