わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

夢の意味は追わない

 バイクに乗っていた。スクータータイプのものだが、排気量はかなりある。アクセルを開き、順調に加速すると、頭が妙に涼しいことに気づく。ノーヘルだ。慌てて家まで取りに帰る。だが、家についた時点でヘルメットのことはすっかり忘れている。一度切ったエンジンにふたたび火を灯し、バイクをスタートさせる。しばらく走ると、また気づく。ノーヘルだ。慌てて家まで取りに帰る。だが、家についた時点でヘルメットのことはすっかり忘れている。一度切ったエンジンにふたたび火を灯し、バイクをスタートさせる。しばらく走ると、また気づく。ノーヘルだ。慌てて家まで取りに帰る。だが、家についた時点でヘルメットのことはすっかり忘れている。一度切ったエンジンにふたたび火を灯し、バイクをスタートさせる。しばらく走ると、また気づく。ノーヘルだ…というエンドレスな夢を見た。三時十五分。さわぐ猫にゴハンを与え、二度寝。今度は駐車場に止めてあったタクシーの屋根の上で大便してしまう、という夢を見た。奇妙な夢を見た朝は、その夢の意味やら原因やらをしばらくあれこれ考えたくなるのだが、今日ばかりは別だ。思い出すと、タクシーの屋根の上に接していた足にも、そして尻にも、妙にリアルな触感が残っている。それをまったく辿る気になれない。五時四十五分、きちんと起床。
 午前中は事務処理。各方面にご協力いただけたおかげで、生じていた問題が解決。ありがとうございます。
 午後からは作業。奇抜なアイデアを出したり、論理的にまとめたり。九月にしては気温が高いので、集中力がときおり散漫になる。外から暑さに締めつけられるというよりは、暑さに反応して身体の芯が尋常ではない火照り方をしている、といったほうが正確だろう。汗がとまらない。
 夕方、散歩を兼ねて青梅街道沿いのクイーンズ伊勢丹まで歩く。満月。十五夜に完全な満月になるのは珍しいそうだ。明るい月が節電モードが緩みはじめたニッポンの国土を柔和に照らす。地表にそそぐ光は柔らかだが、光源のほうは意外にするどい。ヤケドしそうな光というよりは、鋭く、刺さったら痛そう、といった不自然なほど物理的な感覚を与えさせる光。
 夕食後も作業を少し。