キング・クリムゾンのリーダーであるフリップが独自に開発した(っていうか、いろんなデジタルエフェクターやギターシンセサイザーを組み合わせて構築した)デジタルエフェクターシステム「Soundscapes」を使ったソロ作品。シンセサイザーの即興演奏のように聞こえるが、使っているのはギター。一度出した音をデジタルで記録し、一定の間隔を空けて何度もループ再生しながら音を重ねていく、という手法。と理解している。
とにかくこのアルバムは好き。生きている限り絶対に避けられない悲しみが繰り返され、深まっていく中で、ふと希望の光が差し込む。そんなイメージが浮かび上がる。とにかく音の重なりが美しい。切ないくらい美しい。90年代の発表だったと思うが、一生聴きつづけるだろうなあ。
- アーティスト: Robert Fripp
- 出版社/メーカー: Discipline Us
- 発売日: 1995/08/22
- メディア: CD
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