わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

たぐり寄せる

 五時四十五分起床。目覚めた途端に、自分はなぜここで寝ていたのだろう、と無駄なことをつい考えてしまった。おそらく夢の世界から意識が抜け出せずにいて、布団にくるまっている現実世界の自分の姿を受け入れることができなかったのだろう。おかげでひどく混乱してしまい、状況を正しく把握しなおすまで、どれくらいかはよくわからぬが、かなりの時間を要したような気がする。所在不明となった意識をたぐり寄せることほど、わけのわからぬ作業はない。
 文化の日。祝日ではあるが、仕事だ。身支度とドウブツたちの世話を済ませ、八時過ぎから某案件に取り組む。朝のうちは脳味噌がこんがらがっていたのだから今日は終日非効率的になるかも、と覚悟を決めていたのだが、仕事は意外にもはかどり、二時間ほどで終わってしまった。不思議だ。
 十一時、カミサンと散歩へ。西荻の住民からは「トトロの樹」と呼ばれている大木がある公園まで歩く。遠くから見ても近くから見ても、この樹は巨大なブロッコリーのように見える。かなり落葉していた。白く淡く、しかし途切れなく広がっている曇り空に、ブロッコリーの葉先が不自然なくらい黒々と見えた。冬は近いようだ。
 帰り道、ガード下の焼き鳥屋で売っていた肉味噌おにぎりと鶏皮おにぎりを買って昼食。どちらも日本人の心を揺さぶる味。足りないのでそばを茹でた。かけそば。
 午後、仕事再開。今度は別の案件。十七時、目処が立ったので業務終了。「5時に夢中」を見ながら休憩。岩井志麻子が、いつも身に付けているらしい破廉恥なツチノコちゃんの人形をぜひMXのキャラクターにしてほしいと言っていた。ははは。「装丁じゃんけん」のコーナーで紹介していた『北斎漫画』と『超訳 古事記』は非常に気になった。書店で実物を見てみなければ。

北斎漫画 <全三巻> 第一巻「江戸百態」

北斎漫画 <全三巻> 第一巻「江戸百態」

北斎漫画<全三巻> 第二巻「森羅万象」

北斎漫画<全三巻> 第二巻「森羅万象」

北斎漫画 <全三巻> 第三巻「奇想天外」

北斎漫画 <全三巻> 第三巻「奇想天外」

北斎漫画(全3巻)

北斎漫画(全3巻)

超訳 古事記

超訳 古事記

オーディブックCD 『超訳 古事記』 著者朗読版 CD2枚組み

オーディブックCD 『超訳 古事記』 著者朗読版 CD2枚組み

 風呂のカビ取り。カビキラーを使ったら咳が出て来た。
 夕食は久々にキムチ鍋。まだちょっと暑い。