六時起床。喉の痛みは引きつつあるが、呼吸の要となる部分がグラグラに揺らぎささくれ立っているような感覚は相変わらずで、それが喘息発作の予防のために毎日行っている、半分我流の呼吸法の乱れにつながる。いや、乱れは喉の痛みから来ているわけでもなさそうだ。吸う、吐く、を繰り返すうちに、無意識のうちにくらくらと体が左右に蠢めく。しばらくすると、意識がすっぽりと抜け落ちていたことに気づく。呼吸法が瞑想の域に達したわけではない。およそ悟りとは縁遠い生き方をしているのだから。この感覚はおそらく、薬が引き起こした眠気によるものだろう。ラリパッパ。
レノンの命日。そして、釈迦が悟りを開いた日。一日で、いや一瞬で、一気に開くものなのか。それとも、徐々に開き、数日かけて開ききるのか。よくわからない。
仕事。風邪薬を飲むことになれてきたのか、午後はほとんど眠気を感じず。ただし、これは一概に薬のせいとは言えぬとは思うが、聴覚や皮膚感覚はひどく鈍っているようだ。雨が降り出したことに、まったく気づかない。
夕食はカレーを食べた。