わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

戒める必要

 六時起床。雨が降っていたらしい。まるで気づかず。風邪で感覚が鈍っているのか、それとも生来のものなのか。はたまた家のなかからでは感じ取れぬほどささやかな降り方だったのか。
 麦次郎、皮下輸液170cc。
 仕事が谷間になってしまっている。とはいえ、事務処理だの問合せへの対応だのをしていたら、あっという間に時間は過ぎる。極めて忙しい時に過ぎていく時間は他人のものを無理やり自分のものにする強奪的な気分と、身を削って時間を絞り出す自虐的な気分とが、まったく真逆だというのに共存するような、奇妙な感覚に襲われる。暇な時はどうかというと、なぜかやはりおなじような感覚になる。ただ、心の余裕だけが異なっている。切羽詰まって他人のものを奪うのか、それとも遊びのようなつもりで奪うのか。後者の感覚は極めて不謹慎だ。だが、実際に奪っているわけでも遊んでいるわけでもないのだから、自身を非難し戒める必要はない。ただ、ヒマという現実を享受しさえすればよい。
 風邪は治りかけているが、完全ではない。鼻をかむ回数は相変わらず多いし、痰もよくからむ。日が暮れてから軽く散歩に出たら、やたらと咳こんだ。冷たい空気が呼吸器の中を荒らしたのだろう。
 花子、今日も下痢気味。気になったのでカミサンが袋に入れた便を動物病院に持ち込んだのだが、妙な病気ではなく、腸内環境が悪化しているだけのようだ。先生は、先日無理やりここで採血されたときのストレスが原因ではないか、と……。うーむ……。頻尿や腎不全の進行の問題もあるので、今日から投薬開始。