「群像」四月号掲載。戦後を代表する実験系作家(なんて呼んでいいのだろうか)、小島信夫のデビュー作の再掲。読んだ記憶があるのだが、読み直してみるとまったく知らない内容だったので、おそらく読んでいない(ほかの作品と勘違いしている)のだろう。
終戦後三年。英語教師たちが歩いて占領軍のアメリカン・スクールに見学に行く……。三人称多元描写なので、物語が淡々としているわりに肉厚さがある。
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