わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

風流さの微塵もない目覚め

 ウグイスの鳴き声が微かに聞こえたが、それで目を覚ますなんて風流なことはない。布団のなかで猫の部屋をうろつく気配と尿意で目が覚め、起き上がり、窓を開けてはじめてホーケキョ、ケキョケキョ、と聞こえた。
 仕事。一件はマイペースに進めているのだが、もう一件はスケジュールに余裕があるので寝かせており、さらにもう一件は状況が目まぐるしく変化し、その都度細かな対応をしている。まとめると、小忙しい。
 午後は天気が大荒れになると例によって天気予報に脅迫されたので、午前中のうちに散歩を兼ねてOKマートへ。味噌だの肉だの。桜のつぼみは日増しにふくらみ、木蓮はついにほころびはじめた。梅は散り、杏も散り、桃は盛り。花もまた、めまぐるしい。季節は決して立ち止まらない。
 午後は書斎に籠もってひたすら作業。
 十九時すぎ、麦次郎が約二カ月半ぶりのてんかん発作。三度目なので、冷静に処理できた。医師から短時間の発作なら命に別状はないと説明を受けているためだろう。ドキドキはするし、発作後の心細そうな様子を見ると心が痛んだりもするのだが、大丈夫という確信のほうが大きいのだろう。