近所の要介護状態らしい男との係わり、大震災の片付けボランティア、そして三鷹での太宰治講座。太宰へのねじくれた愛情が面白い。太宰なんて関心ないよ、と言っておいて、いざ読んでみるとその凄まじさに感激し圧倒されてしまうのだが、そこを素直に認めない。認めてはいるのだが、認め方がひねくれている。この感情、よくわかるなあ。おれ、太宰って全然傾倒できないもん。でも面白いと思う。好きなのは「富嶽百景」と「トカトントン」。
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