わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

小の虫を殺して大の虫を生かす

 六時、朦朧と起床。近ごろの下剤は効きすぎる。いや、たまたま自分が効き過ぎる体質なのか。よくわからんが、昨夜はひどい下痢になり、ガクガクになった下半身をいたわるように寝た。目覚めると虚脱感は消えていたが、まだなお下痢はつづいていて、以下略。
 外出。電車の中で腹にまだなお残存しているかもしれぬバリウムのカスと下剤のカスとがケンカして暴れ出さぬよう祈りながらの移動。祈りが通じたのかどうかはよくわからぬが、ひくひくとした感覚には何度か襲われたものの、ひとまず無事だった。代わり、というのはヘンだが、駅でトイレに入ったら、洗車用の放水器みたいに尿が勢いよく飛び出し、しばらく止まらなかった。
 十時三十分、後楽園にて打ち合わせ。
 十二時過ぎ、帰宅。腹の具合はいい。昼食。
 午後からはひたすら作業。腹は完全復活できたのか、一度も腹痛にも違和感にも襲われず。
 陽が暮れてから、散歩を兼ねて買い出しへ。時折、鼻孔をキンモクセイの香りがくすぐる。こんな、季節の移ろいの微かなサインを感じ取り、楽しめるだけの余裕ができてきた。健康第一だな、と思った。もっとも今回の下痢は、健康かどうかを調べるための検査の副作用みたいなものなのだが。健康を維持するために、下痢になる。小の虫を殺して大の虫を生かす、って感じか。間違っているような気がせぬでもないが。