わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎「晩年様式集」(10)

 自虐的な自己批判的な展開から、自作の、そして自身が抱えていた塙吾良(≒伊丹十三)との関係、反原発反核といった問題の総決算へとなだれこみそうな流れができつつある。やはり本作が最後の小説、なのだろうか……。

群像 2012年 11月号 [雑誌]

群像 2012年 11月号 [雑誌]

大江健三郎の作品はこちら。最新作は朝日新聞に連載されてた『定義集』になるのかな。あの連載、クソマジメだったけどおもしろかった。
伊丹十三の作品はこちら。ボックスセット、ちょっと欲しい。