わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

奇襲の冬

 六時起床。秋の終わりを感じることなく、いきなり冬のはじまりを感じている。季節は少しずつ変わるものではなく、予告なしに奇襲をしかけられてくるようになってしまった。ゆっくりとやって来るのは、春くらいか。
 身支度しながら、iPodで「ラジオ版 学問ノススメ」のポッドキャストを聴く。朝のポッドキャストはウィークデーの習慣なのだが、そのうち二日くらいはこの番組を選ぶ。今朝は高橋源一郎が初めてゲストとして登場した回。傑作『「悪」と戦う』を上梓した直後の収録だ。作品にこめられた思いや「事実が小説に追いつく」という体験……。中沢新一の回や最新の源一郎さんの回、大江さんの回もおもしろかったが、この回も傑作だなあ。
http://www.jfn.co.jp/susume/

「悪」と戦う

「悪」と戦う

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

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さよならクリストファー・ロビン

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学問ノススメ. 学校では教えてくれない達人の知恵

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高橋源一郎の作品はこちら。
 書斎にこもって今日も仕事。考えれば考えるほどデスクの上に散らかした鉛筆書きのメモは増え、そしてメモが増えるほど、Macの画面に打ち込んだ言葉や図表は少なくなっていく。われわれの仕事は、中間生成物がきわめて多い。
 夕方、店頭視察のために荻窪駅前を小一時間ほどうろついた。ユニクロだろうか、ライトダウンジャケットを着込んだ人をあちこちで見かけた。ぼくも昨冬に一着買ったが、ユニクロじゃないんだよねえ。