わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

吉田秋生『海街diary 5 群青』

 ひとつの悲劇に、異なる立場から関わる人たち。その、立場の微妙な違いやずれが、決して派手ではないが深みのある物語を織りなしている。物語は時間に沿ってはいるものの、縦に縦にと進むのではなく、縦糸と横糸で織物をつくるように進んでいく。その模様の変化というか、視点の変化がおもしろい。

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

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