ひとつの悲劇に、異なる立場から関わる人たち。その、立場の微妙な違いやずれが、決して派手ではないが深みのある物語を織りなしている。物語は時間に沿ってはいるものの、縦に縦にと進むのではなく、縦糸と横糸で織物をつくるように進んでいく。その模様の変化というか、視点の変化がおもしろい。

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/12/10
- メディア: コミック
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