わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

磯崎憲一郎「眼と太陽」読了

 迷走に迷走を重ね、最後に主人公が外国人妻とその連れ子とともに日本へ帰るシーンで作品は終わる。うん。不思議な終わり方です。作品世界はこれで終わるが、気になるならあれこれ想像してみれば。そんなふうに作品から語りかけられているような気がした。ま、その思いは「肝心の子供」のほうが強かったけどね。

肝心の子供/眼と太陽 (河出文庫)

肝心の子供/眼と太陽 (河出文庫)

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