わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

奥泉光『シューマンの指』

 今ごろ? ってタイミングだが…。
 主人公は、シューマンの作品を完璧に引きこなすほど才能に恵まれていたものの、指の切断により演奏家としてのキャリアがストップしてしまった男が、アメリカで指を再生させて以前と変わらぬ技巧で演奏しているところを目撃した、という手紙をもらう。それから二十年以上が過ぎて…。
 奥泉さんお得意の、ミステリ寄りの中間文学って感じ。ピアノが中心になっているので、ぜひ『鳥類学者』の主人公だったフォギーに登場してもらいたいが…どうなんでしょ。

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

シューマンの指 (講談社文庫)

シューマンの指 (講談社文庫)

鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)

鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)

鳥類学者のファンタジア

鳥類学者のファンタジア

鳥類学者のファンタジア(上) (KCデラックス)

鳥類学者のファンタジア(上) (KCデラックス)

鳥類学者のファンタジア(下) (KCデラックス)

鳥類学者のファンタジア(下) (KCデラックス)

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