わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

保坂和志『アウトブリード』

 バブル崩壊後の数年間だろうか、それくらいの時期に書かれたエッセイ集。かなり前からちまっちまと読んでいる。ひねくれた視点からの論理的な展開は、下手な物語を読むより数段ドラマティックだ。それにしても、アウグスティヌスが好きだな、この人は、と思った。

アウトブリード (河出文庫―文芸COLLECTION)

アウトブリード (河出文庫―文芸COLLECTION)

↓ようやく出る。二十一世紀日本文学を代表する奇書になるかも。
未明の闘争

未明の闘争

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