わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

しめやかな朝

 六時三十分起床。夏の暑苦しさこそ感じられぬものの湿った朝の空気に微かな息苦しさとまぶたの重たさを覚え、布団から上体は起こしたものの、そこから先の動作がなかなかとれずに困っていると、洗面所のほうからニャーと甲高く通った鳴き声が聞こえた。花子が水を要求している。いつの間にか、汲み立てでないと飲まないという水グルメ猫になってしまった。鳴かれちゃ仕方ない、とさっさと立ち上がり、脱衣スペースに置いた体重計の上できちんとお座りする花子に水を与え、しっかり飲むのを見届けてから小便した。しめやかだな、と思った。静まりかえった、という意味ではない。女性の美しさなどにつかう、しっとりしたという意味に近いかもしれぬが、そこから美しいという意味は取り除かれている。だが、湿っている、という感じではない。微かに優雅さの片鱗のようなものを無意識に感じているから、こんな言葉が出てくるのだろう。たしかにそうだ。働く予定のない日曜の朝は、微かに優雅だ。
 オリンピックの開催地が東京に決定した、と大騒ぎになっていた。オリンピック招致活動はハイリスク・ハイリターンの投資だな。マドリードイスタンブールも相当の額を招致予算として使っていたに違いない。東京もそうだ。
 ランニングへ。スローペースで9.4km。まだアキレス腱炎を起こしていた足が本調子ではない。
 掃除。昨日北海道展で購入したパンで昼食。午後はランニングの疲労からか、爆睡してしまう。気付くと花子が添い寝していた。おかげで小一時間hど起きられず。
 以前NHKでやっていた手塚と石ノ森の特番の録画を観ながらシャツにアイロンをあてる。ちなみにぼくは圧倒的に石ノ森派
 夕食は安売りしていた国産牛のヒレ肉をステーキにして食べた。