語り手の男の昔語りのモノローグだったはずなのに、いつしか源平時代の武将の話となり、相撲取りだった郵便配達の話になり、妻のぼやきになる…。と書くと散漫な作品のように思えるが、実にトリッキー、そして不思議な統一感がある。すごい。
- 作者: 磯崎憲一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: 単行本
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語り手の男の昔語りのモノローグだったはずなのに、いつしか源平時代の武将の話となり、相撲取りだった郵便配達の話になり、妻のぼやきになる…。と書くと散漫な作品のように思えるが、実にトリッキー、そして不思議な統一感がある。すごい。