六時起床。毎朝のように花子に怒られている。夜中、お腹が空いた時にぼくが起きていないからだ。
今朝も冷え込みは厳しかったが吐く息は白くならない。東の空にたなびく雲の黄金色に輝く様子がどことなく冬らしさを感じるのだが、どこが冬なのかがよくわからない。言語化できないということではなく、どこが、と明確に指し示すことができないということだ。指し示すことさえできれば、無理やりにでも言葉にしてつづる。
仕事。なんとなく気持ちばかりが急く季節だというのに舞い込んでくる依頼は大半が急ぎのもので、したがって気持ちばかりでなく、スケジュールが現実問題としてどんどんなくなっていく。
今、まさにそんな状態にある。