焦燥の組立 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　昨日の伊勢丹謝恩セール、タオル売り場にも立ち寄ったのだが、おばさまがたががっさがっさと商品をあれやこれや物色しているからだろう、とんでもない量の埃が舞っていたのを見て辟易としたのだが、どうやらこれを無意識のうちに大量に吸い込んでしまったらしい。咳喘息の発作が出た。夜、二時くらいに咳が出はじめ、一度出ると二度出て、三度でて、四度出て、と止まらなくなり、止めようとすると苦しくなり、苦しさから開放されたくて咳をすると、それが呼び水となって次の咳が出て、と無間地獄状態に陥ってしまった。一時間以上つづいただろうか。ステロイドを吸入して横になると、少し安心したためだろうか、すぐに眠ってしまったようだ。六時三十分、目覚めると咳は止まっていたが、気管支が荒れているのがなんとなくわかる。
　快晴。早朝からせっせと大掃除、としたいところだが、先日ネットで購入したデスクとワゴンが午前中に到着する予定なので、スタジオ・キャットキック創業以来使いつづけていた、ニスが剥げて傷だらけ、ところどころに錆も浮かんでいたASKULオリジナルのデスクの分解作業に取り掛かる。スピーカーを外し、キーボードやトラックボールも外してMacを下ろし、ペン立てとして使っているミキプルーンの空き瓶を下ろす。ドライバーですべてのねじを外し、天板を下ろし、足を分解する。ばらし終えたところで掃除機をかけ、さて、と思っていたら十一時ごろに商品が到着。デスクの組立、パーツ数は多かったものの一時間かからずに組み立てることができた。昼食を挟み、午後からはワゴンの設置。段ボール箱から取り出して、引き出しの中のものを入れ替えるだけ、と高をくくっていたのだが、これが甘かった。段ボールから取り出すだけで一苦労。出したら置くだけだと思っていたらキャスターを自分で取り付ける必要があり、作業自体はカンタンなのだが一手間かかることに変わりはない。取り付けを追え、さて設置、と思ったら、引き出しの天地と左右幅が微妙に新しいほうが小さくなっているので、そっくりそのまま中のものを移すことができない。入りきらないものをどうするかで悩み、別の収納スペースを確保したり不要なものを捨てたり、としていたら、あっという間に二時間以上が過ぎた。午後からは大掃除に集中する予定だったので、これで大幅に予定が狂ってしまった。結局、掃除はほとんどできず。休み明けまでに進めておかなければならない案件がてんこ盛りで、少しでも仕事の時間を確保したいというのに。焦る。