息子が人間と幽鬼のハーフだったことが原因となって二度目の妻とも別れ、再び地上を目指してさまよう主人公。前半の渾沌としたむちゃくちゃさはだんだん影を潜め、文明の影が色濃くなっていく。しかし、どんなに読み進めても「幽鬼(ゴースト)」とは何なのかがよくわからない。妖怪ではないと思う。ゲラゲラポー。
アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)
- 作者: イサク・ディネセン,エイモス・チュツオーラ,横山貞子,土屋哲
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: 単行本
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