五時五十分起床。花子に何度も起こされ、頭だの腕だのを、猫特有のザリザリした粗い紙やすりみたいな舌でべろんべろんと延々なめられつづけた。あのザリザリ、頭にやられると時折毛穴を刺激するのか、ものすごく痛いことがある。やめてくれと懇願しても、たいていの場合は通用しない。だが、気付けばぼくは眠っているようだし、花子も飽きて寝てしまうようだ。
午前中は書斎でみっちりと作業。ひたすら企画書づくり。午後は某案件のコピーを大慌てで書き、遅刻しそうになりながらもなんとか予定通りの時間に外出。小石川へ。播磨坂の桜はほとんど散ってしまったが、遅咲きの山桜のようなものは逆に盛りを迎えている。某案件の打ち合わせ。すぐに帰社/帰宅。メールの返答を書いたり請求書を発行したり、で、あっという間に夜が更けた。