わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」(53)

「群像」2013年8月号掲載。「漢字の呪術」。「文身」としての漢字にルーツを求めた白川論。象形文字から表意文字への移行のミッシングリンク。古代人たちが身に刻んだ入れ墨に文字のルーツを求めるというのはとてもエキサイティングな仮説。文字が人を縛るという話はあるけれどこれを一種の呪術と考えれば(親が子に名前を付ける際に意味を込めるのは、広義的にはまさに呪術)、入れ墨という慣習もまた呪術的な意味合いが強いものだったのだから、納得できる。

群像 2013年 08月号 [雑誌]

群像 2013年 08月号 [雑誌]

<世界史>の哲学 東洋篇

<世界史>の哲学 東洋篇

<世界史>の哲学 古代篇

<世界史>の哲学 古代篇

<世界史>の哲学 中世篇

<世界史>の哲学 中世篇

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