わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

猫の認知症

 四時半、花子にゴハンをせがまれ、カンヅメを与える。もりもりと食べている。
 五時五十五分、起床。花子、廊下をウロウロしている。いつものようにブラシングをしてあげようとするが、ブラシを見せてもまったく反応せず、ウロウロしつづけている。その足取りは弱々しく、眼もどことなく虚ろだ。ちょっと心配になっていると、突然嘔吐した。が、吐いた後も虚ろなままだ。そのうち、いつものニセコタツの中でじっと動かなくなってしまった。昨日はおしっこを十回以上している。血尿気味になっていることもあった。心配だ。病院では暴れまくって手を付けられなくなるので獣医師からストレスによる症状の悪化を避けるために重篤な場合を除いて通院はなるべくせずに健康管理しましょうと言われているのだが、そんなこと言ってられない。八時三十分のかかりつけ動物病院の開院と同時に、花子を連れて行った。キャリーに入れる時はかなり意識はしっかりしていて、連れて行く道中はニャンニャンと何度か鳴いていたからその点は大丈夫なのだろうが、腎不全や膀胱の疾患が心配だ。すぐに症状を一通り話し、触診、エコーによる膀胱の検査、血液検査、レントゲンを撮る。結局、頻尿は軽い膀胱炎が原因。ただしエコーの結果、膀胱にでき物があることがわかった。これは良性だろうが悪性だろうが、十九歳という年齢を考えたら手術できない。年齢的に急に悪化する怖れもほぼないので、現状を把握するにとどめましょう、とのこと。腎不全は確実に進行している。クレアチニンの数値が悪いが、BUNがさほど高くなっていないので気分が極端に悪くなったりしないのだそうだ。血球関連は問題なし。糖尿の心配もなし。心音は雑音が混じるがレントゲンでは心臓はまったく問題なし。気管支や肺も問題ない。背骨の曲がりもない。消化器官もキレイ。膀胱炎による感染症が心配なので抗生物質の注射をした。ひとまず安心だが、それならば、なぜあんなに虚ろな状態になったのか。不思議なので訊いてみたら、シンプルな答えが返ってきた。

「それはボケの症状ですね。猫もボケるんですよ」

 人間なら九十歳以上にあたる高齢だ。仕方のないことなのだろう。だが、これで今後の花子との接し方がよくわかった。入院などはもちろんすることなく、そのまま帰宅した。帰宅後は、いつもと変わらない。変なことをされた、とプリプリ怒っていた。
 十時、仕事開始。
 十一時半、早めの昼食。
 十三時過ぎ、新宿へ。ビクトリアの並びにあるスタバで某社ディレクターW氏と、新規案件の打ち合わせ。
 十四時過ぎ、紀伊國屋で資料を探す。数冊手に取って何ページかずつ目を通してみたが、役に立ちそうになかったので購入はせず。
 十五時、カミサンが新宿へ。伊勢丹のセールに行きたいというので合流し、一時間だけおつき合い。Y'sで、一見カーディガン風だが実はカブリのセーター、という不思議な(でもイカしてる)セーターを購入。ぼくもYohji Yamamotoでカットソーを一枚だけ購入。地下で明日の昼食用のパンを買い、すぐに帰宅した。
 花子、一人にされたせいだろうか、ちょっと怒っている。だが、元気だ。
 夕方、仕事再開。
 二十時、またちょっと花子がボケ気味に。しかしすぐいつもの状態に戻る。ネットで少し調べてみたら、ひたすら眠りつづけるのも一種のボケの症状らしい。ならば心当たりはたくさんある。ま、受け入れることが大切だな。
 花子、疲れ切って熟睡中。なんだか飼い主まで疲れたので、読書日記は明日に。ささくれをひん剥いて腫れ上がった左手の小指は、少しマシになったけどまだイタイです。

 

↓カメラ向けたら起きちゃった

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