わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

蓮實重彦「「曖昧さ」について----『「ボヴァリー夫人」論』を例として」

 なんだか鍵括弧だらけになってしまったが…。「群像」2015年7月号掲載。蓮實さんのライフワークとも言えるフローベールの代表作に関する評論(最近出したんだよねいつだったっけ?)にからめた、東京大学図書館での講演。タイトルにある「曖昧さ」は、バフチンとの見解の唯一の、そして最大の相違点ということらしい。うーん、オレ、『ボヴァリー夫人』もバフチンも読んだことないんだよねえ。バフチンは、フローベールよりもドストエフスキーという印象だしなあ、個人的には。
 そんな、ボヴァリー未読のぼくでも読めたのは、この講演(の文字起こし)が、長編小説論であり、テクスト論であり、そして反=物語論になっているから、かな。蓮實さんの作品を集中的に読んだ大学時代が懐かしい…。はしかみたいなもんだね。 
 

 

群像 2015年 07 月号 [雑誌]

群像 2015年 07 月号 [雑誌]

 

 

 

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

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ボヴァリー夫人 (河出文庫)

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「ボヴァリー夫人」論 (単行本)

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「ボヴァリー夫人」拾遺

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ドストエフスキーの詩学 (ちくま学芸文庫)

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バフチン言語論入門

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