わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『雨の裾』

「新潮」で隔月連載していた連作短篇。連載で読んでいたけれど、もう一度読みたくて買ってしまった。
「躁がしい徒然」。歳を取るということによる、感覚のズレのような感覚。加齢により視覚聴覚に狂いが生じた結果、この空間ではない、一枚向こう側のほうが認識されたり、混濁してしまったり、そんな感覚。わからないけれど、わからなくもない感覚。
 

 

雨の裾

雨の裾

 

  

 

古井由吉の作品かこちら。