久々に読み返している。現代文明、西欧中心主義(=デリダが批判したロゴス中心主義?)へのアンチテーゼ、だよな。文明にひたりきっている自分の生き方がなさけなくなる。ま、二十一世紀の現代においては、バランスの問題なんだろうけれどね。この作品が発表された80年代よりは現代のほうが未開文明への理解や保護の傾向は強そうだ。完全ではないのだろうし、もう手遅れという面もあるのだろうけれど。
諸星大二郎 マッドメンの世界 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
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