わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

幻想の休日

 五時四十五分起床。三連休のおかげですでに冬休み、もういくつ寝るとなんちゃらほい、という感覚なのだが、仕事をはじめるとそんなものは幻想に過ぎず、これから冬休みがやって来るということもまた幻想、あるいは勘違い、そんな気分になってくる。

 昨日の発作のおかげでむしろ元気かつ安定した感じのする麦次郎といつもどおりのコジコジの世話を済ませ、収支の計算をざっくり済ませてから銀行へ。入金確認やら支払いのための振込やら。貨幣という存在もまた広義的には共同幻想の一種なのだろうが(国家を形成する主たる要素なのだから。あー、『共同幻想論』かなり忘れてるよ)、金勘定をしていると先に書いた休日の幻想はたちまち雲散霧消する。

 無性に赤飯が食べたくなったので、荻窪ルミネの地下にあるおこわ屋さんで赤飯と栗ごはんのセットを買って帰宅。昼食にした。

 午後は書斎にこもって某案件のパンフレットのコピーをひたすら書く。年内の実働はあと一日だというのに、まだ新規の相談が舞い込んでくる。ありがたい限りだが、どうも落ち着かなくなる。

 夕食後はランニングへ。短め。6.7kmを34分。あまりに調子がよかったのでスピードアップしたのだが、調子がいいというのも幻想なのだろうか。いや、違うと信じつつ走りつづけた。

 マンションのエントランスでクールダウンしていたら、一階に住む脳梗塞で左半身に軽い麻痺が残ってしまったがマジメで人のいいSさんがタクシーで帰ってきた。酔っ払っていた。饒舌なSさんというのを初めて見た。幻想なのは、日常と今、果たしてどちらなのだろう。

 

 

改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)

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