わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

長嶋有「もう生まれたくない」

 小さな盗癖、おんなったらし、イマドキの大学生活、妄想癖…。作品世界全体を覆う「誰かの死」とは関係ないエピソードが鎖のようにつながる。そこに突然、大切な人の不慮の死が挟まる。死は悲しみであると同時に、負荷であり、労務であり、事務処理であることもまた淡々と語られる。

 

群像 2017年 01 月号 [雑誌]

群像 2017年 01 月号 [雑誌]

 

 

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