五時四十五分起床。今年一番の暑さだというが、体が少しずつ順応しつつある。妻もおなじことを言っていた。人間の、生き延び子孫を繁栄させるための能力のひとつなのかもしれないが、限界があることを失念してはならない。などと考えながら、今日は仕事が谷間なので、資料整理したり、ビジネス書を読んだり。
午後、外出。不要になった資料をブックオフで処分。歯科医に行っていた妻と途中で合流し、夕食など買って帰宅。
読書は佐伯一麦「山海記(19)」(「群像」2018年8月号掲載)。十津川の谷間の水害地を二年ぶりに訪問する「私」。この土地の「大変さ」を歴史として紐解いてみたり、地質的な危うさを学術的に探究したり、さまざまな方向から深掘りしているのだが、水害というテーマがどうしてもつい先日の西日本の大雨を連想させてしまい、読んでいてどんどんやるせなくなる。報道の記憶がそのまま想像力に転化されていく。
▼数日前の写真。妻の仕事を邪魔しているのです。