五時四十五分起床。今週はずっと雨だと天気予報でしつこいくらい繰り返し報じていたが、まだ降りはじめてはいないようだ。しかし、空は重い。厚く暗い雲がスキマなく広がっている。
午前中は事務処理のために銀行へ。連休明け、給料日、雨が降りそうでまだ降っていない、といろいろな条件が重なったせいだろう、ATMに五、六十人の行列ができていた。振込だのなんだの手続きをしているうちに雨が降り出した。ちょうど、愛用のご近所用の傘(つまり、うっかりなくしても誰かに持って行かれる心配がない程度の存在感で、価格も手ごろな傘)のシャフトが錆びてしまい、そろそろ買い換えの時期だったので、荻窪の無印良品で傘を買った。
午後は書斎にこもって仕事。コーヒー関連の案件。コーヒーは好きなので非常に楽しい。
昨日のラムカレーの残りで夕食。
夕食後はラジコのタイムフリーで「伊集院光とらじおと」の大好きなコーナー「俺の五つ星」を聞く。カレーの名店、紅茶の名店でもあったのか。そしてきのこのピザ屋は本格的なピザ専門店だったとは。「ピザパイ」という言葉、なつかしいなあ。ものすごく小さいころに聞いた記憶がある。どちらの案件もまだゴールにはたどりつかない。
読書は佐伯一麦「山海記」の最終回(「群像」2018年10月号掲載)。十津川の山中を行くバス。その景色と観光アナウンスから見えてくる水害の跡、歴史の残滓、そして親友との記憶。だが、決して悲観的にはなっていない。見つめる視線も思い出の語り方も、きわめて淡々としている。