パスワードの闇 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　五時四十五分起床。曇天。しかし気づかぬうちに本格的な雨。塩害による電車のトラブルが気になっている。災害対策について考えるべき項目がどんどん増えていくってことだな。

　仕事が谷間になっている。ビジネス書を読んでお勉強しておくつもりだったのだが、久々にスパムメールの片付けを、と思ったら、件名に「Your password is XXXX」というメールがあったことに気づいた。7〜8年くらい前まで、まだWebサービスのパスワードが6文字〜8文字程度で済んだ時代によく使い回していたものだ。なんだこれ、と慌てて文面を読んでみると、「あんたのパスワードはこれだよね。ばらされたくなかったら5,000ドル払え」みたいな内容（もっと複雑だったけど。アダルトサイトのこととかも書いてあった）。先日、ギズモードだったかライフハッカーだったか、あの手のサイトで個人情報流出を確認できるサイトが紹介されていることを思い出して早速チェックしてみたら、Adobe、myspace、last.fmから流出していた。うわあ。というわけで、今まで登録したWebサービスのパスワードを全部チェックしなおすことに。

　Adobeは使用中のサービスだがセキュリティが強化されているからいいのだが、myspaceとlast.fmはまったく使っていないので退会。ほかにも、大昔に仕事の関係で（このサービスの仕組みを知りたい、とか、このサービスを企画に使えるかも、といった動機で）登録したサイトが山ほどある。それを一つずつチェックし、安直なパスワードのままになっていたものは複雑なものに変更、もう絶対使わないものは退会。これを延々と繰り返した。かなり減らしたのだけれど、それでもまだ登録中のWebサービスは300件近くある。なんだかもう…。中には退会が面倒なものがあったり、退会に相当するものがないサービスもあるようで、やめたくてもやめられないものも十件くらいだろうが含まれている。

　これで大丈夫かな、というところで手を止めたが、夜になっていた。こんなこと、仕事の谷間か休みの日でなきゃできないなあ…。

　読書は堀江敏幸「二月のつぎに七月が」（「群像」2018年10月号掲載）、片岡義男『珈琲が呼ぶ』を少しずつ。

　そうそう。TBSラジオ「有馬は八戸とらじおと山瀬まみと」のゲストが憲法学者の木村草太氏だった。わかりやすくて、さりげなく毒もあって、おもしろかったなあ。