五時二十分、葵に起こされる。朝の妙な習慣ができつつあるようだが、できれば完成してほしくない。少し遊んであげたらどこかに消えたが、五時四十五分、きちんと起床するとふたたびどこからともなく音もなく現れ、その後しばらく、書斎のコピー機の上でずっと寝ていた。コピー機のてっぺんにはブランケットを敷いてある。これが目的なのだろう。猫らしい表情で、大人しく寝ている。
寒い。夜には雪が降るが、日中はどんより曇ってはいるものの、なんとかなるという予報だ。嘘じゃないのか、と訝りながら、十一時、外出。事務処理のために銀行を二軒ほどまわり、資料を受け取るために図書館にも寄った。
午後は書斎でデスクに張り付くようにして作業。某パンフレットの構成を延々と考えつづけた。
読書は「週刊モーニング」だけ。「CITY」が大暴走中だ。