なんだか早く目が覚めちゃったなあ、もう少し寝たいなあ、と思いながら時計を見ると、まだ一時半だった。布団に入ってから一時間しか経っていない。なんだ、この感覚は。この一時間で、五時間分くらい深く眠れたということか。それとも、どこかがブッ壊れているのか。五時半、まともに起床。曇天。
仕事。某案件の、緊急依頼の追加作業に集中する。
西荻の老舗ベーカリー「アンセン」と「藤の木」のパンで昼食。
午後も同じ案件。某印刷会社のカレンダー専門のベテランディレクター氏から仕事の依頼が来た。緊張感の高い内容。
夕食はカレーを食べた。実は昨日も食べている。二日目のカレーだ。
読書は保坂和志「鉄の胡蝶は記憶の夢は歳月を彫るか」(8)(「群像」2019年3月号掲載)。物語性はほぼ失われ、断片同士が思いがけぬ結合をしたり離反したりを繰り返しながら、複雑な幾何学模様を描いている。その模様が、閉じている。世界がどんどん狭くなっていく。そんな感覚にとらわれてしまう。…今月号も多分タイトルのてにおはが変わっているのだと思うが、めんどくさいからもう確認してない。