五時三十分、自然に目が覚めてしまう。身支度、朝食、そして仕事。着手しはじめた途端、全身がのぼせたような感じになり、汗が止まらなくなる。時間が経ったら落ち着いたが、何だか今日は一日中この感覚につきまとわれていた気がする。
仕事がらみのおもしろいメール、そして驚くようなメール。それについての電話での会話。暢気さと緊張が汽水のように交じり合う。
夕方はウォーキングしようと思った途端に雷鳴がとどろきはじめ、空も稲妻が走りはじめたので中止。まもなく強い雨が降りはじめた。体調のおかしさは、低気圧のせいなのかもしれない。
高橋源一郎「彼は私に人が死ぬということがどういうことであるかを教えてくれた」(「群像」2019年9月号掲載)。加藤典洋追悼論考。源一郎さんが加藤さんの後をついで明治学院の先生になっていたとは。熱心な読者のあいだでは有名な話だったのかもしれないけれど、全然知らなかった。
間宮緑「語り手たち」(同)。冒頭から実験的な雰囲気が漂う。この作家のこと、何も知らない。自分にとって「間宮」といえば、取引先の管理職の方の名字であり、マミヤという音だけ拾えば、プラモメーカー(→タミヤだよ)、そしてあの「夢幻魔実也」。