五時四十五分起床。雨。明け方はうるささを感じるほどの強さだったが、雨足は次第に勢いを失い、十時に打ち合わせのために家を出る頃には、ぱらり、ぱらり、と軽い煩わしさを感じる程度になった。傘をさすべきかささぬべきかと迷うレベルだったが、メガネを使う自分としては、こんなときは迷わずさすことにしている。レンズに雨滴がつくことのほうが、傘を開いてさすことよりもわずらわしい。こんなつまらないことでも、人は優先順位をつけてものごとを考えるのだな、と改めて感じた。
十一時、京橋にて打ち合わせ。終わった頃には、雨は止んでいた。
十四時、荻窪に戻ってルミネに新しくできていた「南国酒家ナチュラル」というお店で遅めの昼食。南国酒家という店の名前だけは知っていたが、入ったことはなかったな。ナチュラルと付いているから、普通の南国酒家とはちょっと違うのだろう。ヘルシー志向なのだろうか。玄米黒酢スーラータンメンを注文。普通のスーラーより胡椒が効いている。
戻ってからは黙々と作業。
夕方、夕食の買い物ついでに軽くウォーキング。家を出た直後はふたたびパラパラと雨が落ち始めていたがすぐ止んだ。頭上の雲は厚く低く重く垂れ込めているが西の空で雲は少しずつ少なく軽くなり、複雑な陰影の夕焼けが広がっていた。自分のウデじゃ、うまく撮れないな。
読書は田中和生「叙事詩としての近代小説」(「群像」2019年9月号掲載)。太宰「斜陽」。実は太宰はあまり好きじゃないんだよな。「女生徒」と「富嶽百景」くらいかな、好きなのは…。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/08/07
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