わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ポール・オースター/柴田元幸訳『ガラスの街』

 数日前からちょこちょこと読み進めている。オースターの作品に出会ったのは、大学生の頃だったか、それとも社会人になってからか。確か、ニューヨーク三部作の最高傑作と言われる『幽霊たち』を読み、その後、本作、そして『鍵のかかった部屋』と読んだような記憶が。久々に読み返したくなって本棚を漁ったが、『幽霊たち』しか見つからない。仕方ないので他の二冊は古本で買った。

 メタ小説っぽい部分、文体の実験、主人公のキャラクターを幾重にも重ねて設定していく、これまた実験的な手法…。とにかく、どのページをめくっても文学的な刺激に満ちていて面白い。

 

 

ガラスの街 (新潮文庫)

ガラスの街 (新潮文庫)

 

 

 

幽霊たち (新潮文庫)

幽霊たち (新潮文庫)

 

 

 

鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)