わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

猫とは面白い動物だ

 睡眠障害か。ここ数週間、夜中に三度くらい起きている。直接的な原因はわかっている。暑さと水分の摂りすぎだ。就寝前にグビグビと水を飲み過ぎている。だからトイレで目が覚める。用を足してすっきりしたところですぐ眠ればいいのだが、また水を飲む。しかも大量に。だからまた尿意で目が覚める。学習能力のない者のような過ちを一晩に何度も、そしてそれを数週間、繰り返しつづけているのだからわれながら呆れる。もっとも、あまり改善しようとは思っていない。他界した猫の花子は夜中何度も人を起こす子だったから、逆に起こされないことがさみしいと思う時期もあった。葵は人を起こさない。そのかわり、一人で激しく遊ぶ。その物音で目が覚めることは多い。だが遊んでくれとは言われない。花子、麦次郎、そして葵と、ぼくとの関係性は三人ともまったくちがうのだから、猫とは面白い動物だ。

 

▼起きている時間は「遊んで」が激しくなるが睡眠中はそのあたりをしっかりわきまえているらしい、葵。

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▼何度も人を起こした花子。でも晩年は脳に腫瘍ができたせいで夜中にずーっと意識のないまま歩きつづけたりとか、大変だったんだよなあ…。思い出すと涙が出そうになる。これは亡くなる一年くらい前かな。十八歳か十九歳。おばあちゃんだけど、まだ美猫。

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▼ぼくを起こすということはまったくなかった麦次郎。ま、妻にベッタリだったからなんだけどね。この写真は最晩年。二十一歳。

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 五時四十分起床。雨。しかし午後には止んでしまった。

 仕事。某クライアントのWeb案件のワイヤーフレームづくりを黙々と。そして時折、別のクライアントの仕事。

 

 読書は円城塔「この小説の誕生」(「群像」2020年8月号掲載)を少しだけ。なんと、Google翻訳で小説を書いている。Google翻訳で自分の書いた文を英訳し、それをさらに自分で和訳し、さらにGoogleで英訳したりもして…というプロセスによる「意図の変化」を小説として書いているわけなのだけれど…円城さんのアイデアにはホント、いつも脱帽する。

 

群像 2020年 08 月号 [雑誌]

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道化師の蝶 (講談社文庫)

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文字渦

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これはペンです (新潮文庫)

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