手指の香り - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　今朝も五時四十分起床。朝は昨日を超えて真夏のままだというのに、朝方や日が暮れてからは、秋の虫が少しずつ鳴きはじめ、蝉の声も気のせいかやや落ち着きはじめているように感じる。

　仕事。構成案をまとめたファイルを午前中のうちにメールで納品し、食事を済ませてからは、手つかずになっていた別の案件に取り掛かる。資料を読んだのが一カ月ほど前、その後構成案をプレゼンし、OKが出るまでに三週間。そしてここ数日のバタつきでまったく着手できなかったものだから、骨子の大半を忘れてしまっている。思い出すために資料を読み直し、その後もなかなか脳味噌のエンジンがかからず。パンフレットの巻頭ページを飾るイメージコピー数行を書くのに、三時間以上かかってしまった。だが、なんとか勘を取り戻せた。

　夕方、整形外科へ。TFCC損傷の治療。電気治療やマッサージなどを担当してくれるリハビリ係の方に施術してもらうのだが、コロナ対策なのだろう、頻繁に手を洗っているようで、キレイキレイだかミューズだか、殺菌力のあるハンドソープの匂いが、マッサージしてもらった患部に移っている。普段使わない石けんの香りなので、イヤではないのだが、やたらと気になる。それにしても、マッサージとは強力な接触だ。手指の香りが移るなんて。

　夜はランニングしようと思っていたが、雷鳴が聞こえ、かなり空が不安定になるという予報だったのでやめておいた。土曜も雨のようなので、日曜に走るつもり。