五時四十分起床。目覚めた途端に寒さに身を縮めることがまったくなくなった。桜が咲きはじめているらしいが、まだお目にかかったことはない。肌は春を感じていても、目では確認できていない。音のほうはウグイスの鳴き声で春を聞けた。いったいどこで鳴いているのか、あの鳴き声はわが家からは遠いので、聞こえはじめたら身支度やら掃除やらの動きを一切とめて耳を澄ます。だが桜の花は、あまり目を凝らしたりはしたくない。秋のキンモクセイの香りとおなじように、突然気づく、というのがいい。
仕事。朝は金融系の案件、そして昼頃からは美容系。われながら、手広くやっていると思う。ライターは業界を絞り込んでスペシャリストとして活躍する人が多いが、コピーライターの場合は業界の間口は広げておく。その都度、出されたお題にどう答えるかにアタマを使う。大喜利のようなものだ。うまく答えを出せれば、笑いが起きることもある。
足がまだ痛む。グリッドフォームローラーやせんねん灸を使ってみているが、どれくらい効果があるだろう。しばらくはアレコレやってみるつもり。