五時四十分起床。目は覚めているのにまぶたが重い。睡眠の質がどうのこうのとよく言われるが、そういうことなのだろうか。自分の場合、眠りにつくのは早い。妻いわく、布団に入って五分もしないうちに寝息が聞こえるという。日中に脳味噌を使い過ぎているのかもしれない。しかし朝までぐっすりかというと、そんなことはない。花子が元気だったころ、朝四時になるとごはんをちょうだい、猫缶を開けろ、とせがんでくるので、これが日課となり、他界してもうかなりの年数が経つというのに、いまだにそのころの習慣をひきずっている。
仕事。午前中のうちはマイペースに作業できたが、午後あたりから電話とメールがひっきりなしとなり、ひとつのことに集中できな状況が、日の暮れるころまでつづいた。こう書くと、うんざりしているのかと受け取られるかもしれないが、むしろこういう状況は心に火を付ける。働かなければ収入がたちまちゼロになる自営業、暇で仕事がないというつらさも経験しているので、多忙な状況は本当にありがたい。
夜、録画しておいた「水曜日のダウンタウン」の「サーティーワングランプリ」を見た。30秒ネタのコンテスト。チャンス大城の一本目がいちばんおもしろかったなあ。
読書は「週刊モーニング」と、堀江敏幸「二月のつぎに七月が(32)」(「群像」2021年4月号掲載)。