わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ぼくは胃カメラの扱いがうまいよ

 五時四十分起床。昨日の健診で飲んだバリウムの排泄ばかり気にして一日が過ぎた。ひとまず朝に一回、昼に一回出ているが、こんなもんでダイジョブなのだろうかという不安がつきまとう。三年くらい前だったか、バリウムの排泄が遅れて硬くなってしまい、肛門がどえらいことになってしまった。あの時の恐怖が蘇る。妻は下剤で救急車を呼ぼうかというくらい体調を崩したことがあり、やはり恐怖を感じている。それでもバリウム検査をつづけているのは、胃カメラはもっと恐ろしいという先入観があるからだろう。二度ほどやったことがあるが、大変な思いをした。ただし、二度とも十年以上前のことなので、今はもっと技術が進歩し、楽になっているのかもしれない。お世話になっている肛門科の先生に話をしたら、だったら胃の検査だけウチでやればいい、ぼくは胃カメラの扱いがうまいよ、と言っていた。

 午前中は掃除、アイロンと家事に専念。午後は健診疲れなのか気が抜けているだけなのか、ちょっと眠たかったので長めに昼寝。そして、再放送していたドラマ「きのう何食べた?」を観る。どうしても「おかえりモネ」がよぎってしまうのだが、オーバーラップするわけではない。

 

 読書は竹田青嗣『意味とエロス』を少しだけ。かなり古い本。柄谷行人の『探究』が引用されていたが、「群像」で連載中、とあった。ということは、八十年代の執筆ということになるか。奥付を見てみたら、1986年の刊行、1993年の文庫化とあった。現象学批判やロゴス中心主義批判を扱うというあたりは、思想界としては古いんだろうなあ。